2011年4月6日水曜日

さらに大きな危機が

 私は昨日さらに大きな危機が起こっていると書いた。

 今日、ネットで調べてみると小出先生さえもが予想し得なかった、いや一番したくなかった事態が生じているようである。すなわち再臨界が起きているかも知れない、それもじわじわと。そしてその行く先は水蒸気爆発と言うことがあり得るとのことである。

 小出先生自身が全くの私の「想像」と断ってはおられるが、付近の住民については何時でも避難できるようにともおっしゃっている。

 http://www.youtube.com/watch?v=OrJrKU3UBMc

 結局、東京電力は止めることも、冷やすことも、閉じ込めることも出来なかったと言うことである。安全神話の全てがくずれたのである。この事実は重い。


 しかし、多くの政党はいまだに稼働中の原発を止めよ、廃炉にせよとは言わない。この国の政治はいったいどうなっているのだろう。東海、東南海、南海地震が今回の地震に影響されるであろうことは素人でもわかる。いや、素人だからわかるのかも知れない。しかし、偉い先生は影響がないという。そして、浜岡も、伊方も、そして敦賀・若狭湾岸の原発も粛々(?)と稼働しているのだから恐れ入る。
 今必要なのは原発を止める。廃炉に向けて準備する。非稼働やパワーを減じている火力や水力の準備をすることである。何故こんなことがわからないのか不思議でたまらない。


 何回も何回も言わなければならない。捨てるものは捨てて逃げてほしい。とにかくいのちが一番大事なのだから。

2011年4月5日火曜日

長期的垂れ流し

 いよいよ放射性物質を含んだ水の海への投棄が始まる。大勢の方が指摘しておられる通り、「うすめられる」のではなく、汚染が拡大するだけである。

 何故このような危機的なことをしなければならないのか。それは、別のところでさらに大きな危機的なことが起こっているからに他ならない。

 核燃料を冷やさなければならない。そのためには水が必要だ。しかし、これ以上水を投入しても、水は漏れるばかりでためておくところがない。ポンプも動かない。それでも冷やさなければメルトダウンの危機が待っている。それは絶対止めなければならない。そこで出てきた決断だろうことは容易に想像できる。

 しかし、放射性物質をだらだらと垂れ流していることは何ら変わりない。それも長期的に行わなければならないのだから困ったものである。あるサイト(http://www.asyura.com/)によると、4月7日頃から放射能が風向きから西日本をおそうそうである。私たちの住んでいる西日本も決して安全ではない。それほど放射線汚染は恐いものなのである。

 何度も言うが、諸般の事情はあったとしても、原発から出来るだけ遠くに逃げてほしい。自治体は集団避難を決定してほしい。われわれ庶民には、自治体に命の保障をしてもらいながら逃げる。それしか方法はないのである。そして、避難者に対して他の自治体は最大限の援助をする。これが自治体に課せられた任務であろうと思う。

 福島原発は今こんな状態だ。(↓)

 http://photos.oregonlive.com/photo-essay/2011/03/fukushima_dai-ichi_aerials.html

 この事実から冷静に判断したいものである。