2011年6月6日月曜日

ブログの掲載先を変えました

ブログの掲載先を変えました

変えたのは、はてなのブログです。ここから入れますのでよろしくお願いします。(↓)

 http://d.hatena.ne.jp/TAKAO100000/

2011年5月27日金曜日

永い間ご無沙汰でした

苛烈なる 闘い終えて 愛深く
                市民を守り 平和の国を

 統一地方選挙に勝利させていただいた。上に記したのは最近「一市民」の方からいただいた歌であり、勝利の上にこんな歌までいただきあまりある光栄である。

 思えば少数激戦の闘いであった。次点の候補との得票差はわずか108票である。まさに私を支持して運動に参加していただいた方1人ひとりの闘いの成果の積み重ねといっていいと思う。誰ひとりとして欠いたならば勝利は勝ち取り得なかっただろう。

 また、この選挙は、私たちにとって絶対の落とせない選挙であった。私が当選したところで私1人で何が出来よう。しかし、もし当選できなければ、私とともに立ち上がろうとしてくれている人たち、これまでの半世紀近い運動を支えてきた人たちの期待を大きく裏切り、その盛り上がりを大きく後退させてしまうという厳しい闘いでもあった。今、半世紀の闘いを後の世代に送ることが出来ほっとしているというのが正直なところだ。

 いのち第一 福祉は権利! 原発反対! 憲法を守る!

 みんなで考え抜いたスローガンであったが、本当に時宜を得たいいスローガンであった。

 これからの闘い、このスローガンに血と肉をつけていくことであると思う。

2011年4月6日水曜日

さらに大きな危機が

 私は昨日さらに大きな危機が起こっていると書いた。

 今日、ネットで調べてみると小出先生さえもが予想し得なかった、いや一番したくなかった事態が生じているようである。すなわち再臨界が起きているかも知れない、それもじわじわと。そしてその行く先は水蒸気爆発と言うことがあり得るとのことである。

 小出先生自身が全くの私の「想像」と断ってはおられるが、付近の住民については何時でも避難できるようにともおっしゃっている。

 http://www.youtube.com/watch?v=OrJrKU3UBMc

 結局、東京電力は止めることも、冷やすことも、閉じ込めることも出来なかったと言うことである。安全神話の全てがくずれたのである。この事実は重い。


 しかし、多くの政党はいまだに稼働中の原発を止めよ、廃炉にせよとは言わない。この国の政治はいったいどうなっているのだろう。東海、東南海、南海地震が今回の地震に影響されるであろうことは素人でもわかる。いや、素人だからわかるのかも知れない。しかし、偉い先生は影響がないという。そして、浜岡も、伊方も、そして敦賀・若狭湾岸の原発も粛々(?)と稼働しているのだから恐れ入る。
 今必要なのは原発を止める。廃炉に向けて準備する。非稼働やパワーを減じている火力や水力の準備をすることである。何故こんなことがわからないのか不思議でたまらない。


 何回も何回も言わなければならない。捨てるものは捨てて逃げてほしい。とにかくいのちが一番大事なのだから。

2011年4月5日火曜日

長期的垂れ流し

 いよいよ放射性物質を含んだ水の海への投棄が始まる。大勢の方が指摘しておられる通り、「うすめられる」のではなく、汚染が拡大するだけである。

 何故このような危機的なことをしなければならないのか。それは、別のところでさらに大きな危機的なことが起こっているからに他ならない。

 核燃料を冷やさなければならない。そのためには水が必要だ。しかし、これ以上水を投入しても、水は漏れるばかりでためておくところがない。ポンプも動かない。それでも冷やさなければメルトダウンの危機が待っている。それは絶対止めなければならない。そこで出てきた決断だろうことは容易に想像できる。

 しかし、放射性物質をだらだらと垂れ流していることは何ら変わりない。それも長期的に行わなければならないのだから困ったものである。あるサイト(http://www.asyura.com/)によると、4月7日頃から放射能が風向きから西日本をおそうそうである。私たちの住んでいる西日本も決して安全ではない。それほど放射線汚染は恐いものなのである。

 何度も言うが、諸般の事情はあったとしても、原発から出来るだけ遠くに逃げてほしい。自治体は集団避難を決定してほしい。われわれ庶民には、自治体に命の保障をしてもらいながら逃げる。それしか方法はないのである。そして、避難者に対して他の自治体は最大限の援助をする。これが自治体に課せられた任務であろうと思う。

 福島原発は今こんな状態だ。(↓)

 http://photos.oregonlive.com/photo-essay/2011/03/fukushima_dai-ichi_aerials.html

 この事実から冷静に判断したいものである。

2011年3月22日火曜日

震災と原発震災~東電と国の責任

 いよいよ自然には存在しない放射性物質が検出されはじめている。これに対し、「直ちには問題にならないい」という専門家を名乗る方の発言が目立っている。

 ある意味「直ちに問題にならない」ところが恐いのです。何故「直ちに」という修飾語がつくのか教えてほしい。そして、汚染されたものを食べても問題にならないのなら、学者先生はそのものをご自分で食べて見せたうえで私たちを安心させてほしい。

 私の提言してきた、被災者の救出も徐々にではあるが進んでいる。都道府県も受け入れ体制を少しずつ明確にしているし、全国の地方公務員、国家公務員の動員も少しずつではあるが声になりつつある。厚生労働省も生活保護の適用についての通知を出した。しかし、現状は生活保護だけでは十分ではない。もう一夫踏み込んだ通知、「被災者の医療費と介護費については、生活保護の返還金を免除する」あるいは「臨時的予算的措置で国費で負担する」ことも通知しなければならない。そうしないと急迫保護を受けた方の返還金はばく大になり、それがその方の自立を妨げてしまうことになりかねないからである。

 もう一つ、今徹底的に遅れているのは、他の日本の原発対策である。こんな事件が起こっているのに堂々と動いているのだから不思議だ。

 まず、同じ東電の柏崎刈羽、浜岡の原発を冷温停止することである。柏崎刈羽は中越沖地震の経過があるし、あれから地震も頻発している。
 さらに、浜岡原発は東海、東南海、南海の地震が何時おきても不思議ではない状況であるし、ましてや直下型地震が予想されているのであるから当然のことである。ここがやられれば、その被害は甚大である。
 敦賀・若狭湾に並ぶ、志賀、敦賀(北陸電)、美浜、大飯、高浜(関電)、そして一番危険な高速増速炉もんじゅもすぐに冷温停止しなければならない。これは私たち西日本に住む人間としては死に直結する問題である。
 もう一つ、プルサーマル運転中の原子炉も冷温停止してほしい。これに該当するのが、九電玄海、四国伊方である。
 そして、一刻も早く全原発を止め、原発を廃絶してほしい。

 さらに、東電は未練たらしく原発にこだわるのではなく、一刻も早く火力発電所を建て直し、水力を復活し電力供給に万全を期すことである。夏季には停電も仕方ないだろうは許されない。4兆2290億円(2011年国民春闘白書)の内部留保があれば、すぐにでも全力を尽くせば出来ることである。

2011年3月21日月曜日

避難地域で起こっていることは日本の縮図だ

 一昨日の東京消防庁記者会見に腹が立って仕方がない。英雄気取りの会見だったが、はたして現場はあんなものだったのだろうか。

 現場の責任者は福島県庁に逃げ、東電責任者は東京から指図するだけである。今、東電の現場職員と下請け職員、おそらくは非正規や派遣の職員が、命がけ、いや何時命を落とすかも知れない環境の中で人類のために奮闘していることを忘れてはならない。「自分たちが処理している間に早く遠くに逃げてほしい。」そういう思いで作業している人もいるかも知れない。そうした人たちの努力によって今の放射線放出でこれまで抑えられてきたことを心にとめておかなければならない。
 
 大資本はどこまでわれわれ労働者市民をいじめたら気がすむのか。本来なら避難すべきなのに、その地域に残っている、止まらざるを得ないのは、高齢者、障害者、病者とその家族ばかりではないか。中低所得者ばかりではないか。第1次産業に従事する人たち、いわば日本の国を支えてきた人たちではないか。まさに日本の縮図が原発震災地域ではっきりと眼に見えた形になっている。

 戦後の日本が日本国憲法をないがしろにしたツケが今来ているといっていいだろう。戦争はしない、戦力不保持を宣言しながら、ウラン濃縮、原子炉建設、再利用と手を染め、核をもたない超特大の核技術国にした自民党政治、民主党政治をあらためて糾弾しなければならない。

 住民のいのちと暮らしを守る地方自治体が憲法に保障された地方自治の本旨を発揮できずにいる現状、全村避難の実態を見ていても、平成の大合併にのまれなかった町村ばかりである。ここでも憲法に反する国の合併強制が避難を困難なものにしている。
 
 もう、原子力で地域経済を活性化するなどという考えは根本から改めよう。建設重視の開発はやめよう。沖縄ではこれまで基地依存経済でやってきたが、今沖縄は全県挙げて基地に頼らない沖縄めざし新基地反対運動に取り組んでいる。日本全国でこの運動に見習い、核廃絶、原子力発電廃止めざし大きな運動を巻き起こそう。

2011年3月19日土曜日

真実を知り、適切な行動を!

 今起こっていること、起こりつつあること、その真実を知ってほしい。それだけである。

 しかし、神戸大学の石橋克彦教授はこの事態を予測し、国会でも参考人として発言していたのだから政治家の責任は重い。

 以下のサイトをご覧いただきたい。まさに石橋教授が指摘されたことが起こっている。ただ、場所が浜岡や柏崎刈羽や敦賀湾で起こったのではなく福島で起こったという違いだ。

 石橋克彦ホームページ(↓)

  http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/2011touhoku.html

 特に、石橋克彦:「原発震災-破滅を避けるために」(↓)

  http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/9710kagaku.pdf


 やっと私が言ってきた集団避難が始まった。しかしこれは町村が多い。町村単位でこそ、こうした非常事態を乗り切られることの証である。平成の大合併で合併してしまった市町村では身動きがとれない。実態がつかめず、的確な指示が出せない。救援にいけないのである。強引な町村合併の脆弱さが明らかになったと言って差し支えないだろう。ここからも教訓を学び取ってほしい。

 しかし、何故に、高齢者、障害者、病者、労働者(それも下請けや非正規の労働者)がここまでいじめられなければならないのだろう。未だに避難できないでいるのはこれらの人々だからである。まさに弱者のいのちが切り捨てられている。

 福島原発の責任者は福島県庁に逃げ込み、菅や枝野は東京に残り、東電幹部は笑みを浮かべながら東京で記者会見を行う。清水(東電社長)に至ってはどこにいるのかわからないという現状は許せない。ほうれん草と牛乳から放射能が検出された今も「直ちに人体に影響を与えるものではない。」という発言ばかりである。それなら菅が厚労大臣の時に貝割れ大根を食べたようにほうれん草を食べ、牛乳を飲んでほしいものである。そして、菅も枝野も清水も、屋内待避が指示されている20㎞~30㎞圏内で指揮をとってくれと言いたい。
それならみんな政府や東電の発表をみんなが信用するだろう。

 茶番はもうたくさんだ。住民のいのちを守ることを使命とした地方自治体は、憲法に言う地方自治の本旨に基づいて適切な判断を行い、その使命を最後まで全うしてほしいものである。