福祉企業委員会が開かれた。
先日書いた指定委託管理の問題はどうなったか。
小西議員は次のごとくまとめてわかりやすく質問された。
①選考過程がブラックボックスになっていて、応募業者の評価点数を決める幹事会は議事録さえとられていないこと。選定業者を決める審議会で厳しく質問されても市当局者は真正面から答えていないこと。さらには誰もが首をかしげる高槻市社会福祉事業団を下位にもっていこうとする意図的操作の疑いがあること。2年前の提案時の反省が踏まえられていないこと。
②老人福祉センターを指定委託管理することが果たして適当なのか。条例第3条にある老人福祉センターの「事業」は、民間事業者でも市の直轄事業と同じ質で提供できるのかということ。
③①、②の問題は指定委託管理制度そのもに内在する問題であり、この際老人福祉センターの指定管理委託は廃止して直営に戻すべきであるということ。
の3点である。
この主張は、当然のこと保守系会派の議員も質疑を聞かれていてもっともと思われたらしい。各議員からは、「指定管理委託は建物管理ではなく事業の中身の管理を問わなければならない。」「委託期間も含め見直すべきである。」「5年の案はとても飲むわけにはいかない。譲っても3年までしか飲めない」「公募自身が問題、取り下げるべきである」の意見が相次いだ。
私自身の考えからすれば、提案は否決して当局者に「出直してこい」と言うべきだったと思う。
ところがこれからが当局にやさしい高槻市議会の出番である。
副市長(こういう事が予想されたのか、珍しく市長は出席していなかった。)の「案件を再提出したい。但し、その場合委員会にかけることなく本会議での即決案件でお願いしたい。」とのたもうたのをそのまま受け取ったのである。2年前と同じ経過である。
当然のこと、我が小西議員は再提出を受ければ、福祉企業委員会で再討議すべきだと当然の発言をされた。しかし、意見として聞き置くと委員長に即決採択され、副市長の提案がすんなり通ったのである。せめて徹底論議をいつも言っている共産党くらいは福祉企業委員会で再討議に賛成すると思ったのに本当に残念な結果であった。
「市民の生活を守る市政のいい面はのばす」事をポスターに書き、市民の利益に背く「協賛党」(誤植ではない)の面目躍如たる一面を見た思いであった。
まだまだ最終日まで闘いは続く。先生には大変な日々が続くが、最後までがんばっていただくしかない。
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