2010年8月14日土曜日

民主党は自民党よりマシか

 友人との会話で「民主党は自民党よりもマシだよね。韓国併合100年談話も出したし、明日靖国に行く閣僚もいないし。」と言われた。「  」の中だけを考えるとそうとも言えるかも知れない。しかし、とも思う。韓国併合談話を出したのも、靖国に行かないのも菅民主党内閣の方針のようであるが、菅民主党をしてそういう政策決定をさせたのは誰なのかを考えてみると、それはほかならぬ私たちなのではないかとも思う。もっと私たち自身、自信を持ってもいいのではないかと考えるのである。実際、民主党の構成員の考えは、菅内閣の方針と同じようにはまとまっていない。早速自虐史観に基づくものとの反論も出ているというのが現状である。

 私たちにとって民主党の存在意義は何か。自民党独裁政権を辞めさせ、同党をしばらく政権の座から遠ざけるておくことにあるといえば甘いだろうか。客観的な情勢は私たちの登場を待っている。しかし、これも客観的事実として私たちは残念ながら少数派である。こういう時期にあっては、期待はしないが監視と批判を怠らず利用できるところは利用する政党として割り切ったおつきあいをするのが一番適当だというのが私の結論だ。

 民主党も、第3次仕分けや平成23年度予算を組んでいく過程で新自由主義派がさらに力を持ってきたり、韓国併合100年談話を自虐史観に基づく談話とするようなグループが力を持ってくれば困った話であり、この時は世論によって袋だたきにしなければならないし、そうした勢力に菅内閣が飲み込まれるようであれば、菅内閣打倒というスローガンがすぐに出せるよう懐には持っていなければならないことはいうまでもないことである。

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