2011年3月3日木曜日

橋下、河村、・・・・新政治屋?

 何故かこの頃政治家ではなく政治屋が人気を得てうごめいている。政治屋は古い。「新政治屋」と呼ぶべきである。

 いい例が70%以上の支持率を誇る橋下大阪府知事であり、河村名古屋市長である。
 彼らはマスコミを利用したワンフレーズの訴えを中心にしたパフォーマンス政治という点での大きな共通点がある。

 市民のみなさんの中には、自民党政治にも民主党政治もうんざりした、今の閉塞感を破って「何かしてくれるかも知れない」という気持ちがあって投票された方の期待かも知れないが、河村氏は市民税減税以外何も言っていない。私たちは生活が苦しいから市民税を負けてくれと言っただろうか。とんでもない。市民税よりも先に、介護保険料を安くしてほしい、国民健康保険料を安くしてほしい、後期高齢者医療の負担金を安くしてほしい、病気にかかったときに医者に行けるようにしてほしい、介護が必要になったときに満足に介護が受けられるようにしてほしい、何とか人並みの生活が出来るようにしてほしいと言っているのだ。

 大阪では高等学校の学費の無料化、収入610万円まで拡大がうたわれている。では何故公立高等学校廃校をやめるどころか増設することが出来ないのか。私にはこの制度は、府民の要求を逆手にとった公立学校つぶし以外の何物でもないと思う。
 さらに橋下氏は続ける。「大阪都をつくろう」と。誰か市民が生活が苦しいから大阪都をつくって解決してほしいと陳情したのだろうか。そんな話は全く聞かない。私たち市民グループの間で聞かないということは、それでもうけを狙っている人たちの思惑に違いないと私は考える。

 ちょっと冷静になればすぐにわかるが、マスコミを中心にした大勢が言うと本当に聞こえる。こういう類を私は「新政治屋」と呼ぶことにしたい。

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