2011年3月17日木曜日

20㎞と80㎞

 「米政府は、アメリカ国内の基準に沿って、福島第一原発の半径80キロ圏内に住むアメリカ人に予防的措置として避難勧告を出しました。
 ホワイトハウスのカーニー報道官は会見で、日本に送っている専門家が独自に現状を精査した結果、福島原発から半径80キロ圏内にいるアメリカ人に対して避難勧告を出す判断に至ったと説明しました。報道官は、あくまでもアメリカの基準に沿った判断だとしています。日本政府は、福島第一原発から半径20キロ以内の住民に避難を、30キロ以内の住民に屋内退避を指示しています。」

 http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210317007.html

のテレ朝ニュースからの引用である。日本は20㎞外だというのに、アメリカは80㎞外に避難せよと言っている。もっと事態は深刻なのであるがこの差はいったい何なのか。日本政府は何をいしているのかと言いたい。

 ただただ訴えたい。逃げる手段そのものが保障されていないのかも知れないが、少しでも福島原発から遠いところへ逃げてほしいと。そしてたどり着いた自治体の生活保護の窓口に飛び込んで相談されればいい。住居をなくした。あるいは親戚宅に一時的に身を寄せている。住居確保を含めた生活保護を申請したいと。資産があっても、その資産を直ちに使えない場合は、後で返還することを条件に生活保護が受けられる(急迫保護)。もちろん資産そのものが消滅していれば返還する必要はない。こうしたこともよく知って行動してほしい。

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