2010年6月9日水曜日

定例議会の議案の検討

 私たち小西先生のグループは、議会に提案された議案については、先生も含めた事務局で検討します。

 明日がその予定。今日は半日かかって私なりのまとめをやりました。今終わったところです。

 国民健康保険は料金の最高限度額が段階的に引き上げられます。でも、国民健康保険が成り行かなかったのはどうして? と考えてみると、第1次産業や零細企業を重視し育成してこなかった国の責任、国民健康保険法第4条に、「国は、国民健康保険事業の運営が健全に行われるようにつとめなければならない。」とあるのに、補助金を減らし、収納率によってさらに差別配分してきた責任があります。最高限度額といえども引上げには反対です。
 自治体にも、保険料の減免や自己負担の一部減免の制度があるのに、小西先生が議会で追及されると一部負担金の減免を受けたのは、昨年度たった1人というのです。地方公務員が市民の側に立って仕事をするのか、国のいいなりになるのかで、福祉施策は大きく変わってくるのです。
 今回は、中低所得者の引上げはされませんでしたが、これがまたお粗末の極み。65歳から75歳の前期高齢者の医療費負担を低く見積もりすぎていたのです。で、国庫補助が増えることになった。これが今回値上げしなくてもよかった真相で、お粗末きわまりないものです。
 しかし、年金受給者、それも国民年金の老齢年金受給者の生活は厳しい。厚労省の平成22年3月の発表によると、平成20年度でその受給額の平均は49000円というのですからたまりません。ここから国民健康保険料、介護保険料を引かれてどんな生活が出来るでしょう。それでも「生活保護だけは受けたくない」と歯を食いしばっている人も多いのです。こういう生活をしている方を思いやるのが政治というものでしょう。

 ほかにも、「認定こども園」の問題や、水道給水事業の問題、いっこうに実現しない市長公約のコミュニティバスについても質問してほしいと考えています。明日の会議が楽しみです。

 

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