2010年6月12日土曜日

脳死問題の学習会

 今日は、お隣の茨木市の障害者団体の方と懇談してきました。高槻の現状について意気投合、私自身少し先の見通しが立ってきました。仲間というのは思わぬところにいらっしゃるようです。

 明日は富田健康を守る会障害者部会「コスモス」の例会で、7月17日施行の新臓器移植法についてみんなで話し合います。

 今までレジメをつくっていました。

 まず私が簡単に報告するのですが、新法と旧法の違いを、
(1)臓器摘出の要件、
(2)臓器移植にかかる脳死判定の要件、
(3)小児の扱い、
(4)親族への優先提供、
(5)意思表示の方法、
  について説明します。

 その上で、
(1)死とはどういう状態か、いわゆる3兆候死の説明の説明をしながら出席者で意見交換します。さらに、
(2)脳死の概念は受け入れられるものか、科学的観点に立って正しいものか。
(3)死の自己決定権というものはあり得るのか、
(4)臓器移植は医療と言えるのか、
(5)ドナーになるのは本当に善意の行為と言えるのか、
(6)脳死臓器移植推進者の主張をどう考えるか、
(7)レシピエントの心情をどう理解するか、
  について話し合うことにしました。

 参考として、国会での議論の経過をつけました。

 学習会と行っても、反対派だけで「これは間違っている」と言い合うだけでは実りありません。やはり、推進論者やレシピエントの置かれた立場に立ちながら、自分の主張を展開することこそ意味があると思うのです。

 明日の話し合いを受け、小西先生の意見も聞く予定です。
 さらに時間をおいて、もう少し大人数で、脳死と臓器移植について古くから発言なさっている元うえだ下田部病院医師の山口研一郎さんをお迎えしてお話をお聞きしたいと考えています。

 明日の話し合いが楽しみです。

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