2010年6月11日金曜日

福祉と生活の相談

 福祉と生活の相談が出来る。これだけが私の取り柄です。

 でも、私の相談は、お金持ちの資産運用とか相続などはテンで無理。あくまでも中低所得者の方の相談しかできません。

 国保料や介護保険を如何に安くするか。ネット上には、何かマジックでもするかのようにハウツー本が1万円を超える値段で売りつけられたりしています。ひどいことをするものです。私の相談は全て無料。時には私の車に乗っていただいて一緒に市役所に出かけたり、あちこちに行ったりもしますから実質赤字ですが、喜んでいただいたときのお顔を拝見しているだけで私はうれしいのです。

 もう一つの私の相談の特徴は、絶対相談を請け負わないことです。あくまでもご本人に考えていただき、一緒に寄り添って行動し、世の中の仕組みを知っていただいて、同じ悩みを持つ方とご一緒に「お互い大変ですね。」というように気持ちを一つにしていってもらうことを大きな目的にしています。私も含めて貧乏人どうし、「あいつはええわな。」から「あいつもホントは大変なんや。」そのように気持ちを持ってもらえ、一緒に頑張っていこうということになれば万々歳なのです。

 在職中、市民の方を泣かせてしまったり、私自身その前で涙ぐんでしまったこともありましたが、相談にのらせていただいても出来ることも出来ないこともあるのです。はがゆい限りの相談を続けています。

 今の目標は、もっともっと相談に来ていただくこと。生活相談となるとプライバシーにも立ち入っていかなければなりません。要は私がどれだけ信頼を得られるかですが、私自身の公務員生活の中で、「公務員の守秘義務」の観念が染みついているのです。在職中から仕事のことについては、家内にも全く話したことがありませんでしたし、これからも話すつもりはありません。これが相談の原則であり、ここから始めるというのが鉄則なのです。

 明日はお医者さん受診と守る会喫茶、昼からはお隣の茨木市の障害者団体の方と意見交換する予定です。明後日は、7月17日全面施行の「臓器移植に関する法律」の学習会に参加します。
 臓器移植に関しては、岩波ブックレットいい本が出版されました。題して「いのちの選択」今、考えたい脳死・臓器移植です。この法令を読み解くにあたっての基礎的知識が得られます。
 ただ、トーンは脳死も臓器移植も反対という立場ですから、厚労省の記事、移植ネットワーク、臓器移植情報センター(推進派)と会わせて読むことをおすすめします。
 私自身は脳死の容認も臓器移植も認めない、池田清彦氏の立場(角川ソフィア文庫:脳死臓器移植は正しいか」)に一番近いものです。

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