2010年6月27日日曜日

 今日、家に共産党のビラが入っていた。消費税増税で1世帯あたりの平均負担増は16万円にのぼるという。今平均して16万もの負担増になればどうなるか。さらに消費は冷え込み、みんな生活防衛に必死にならざるを得ない。まず一番困るのは単身のわずかな老齢年金で生活しているお年寄りだろう。この人たちの生活はもう削るところがないところまで行っているのにそれを無視する態度は全く許せない。

 みんな消費税増税なんてやりたくないけれどもやらざるを得ないのだという。けれども、日本には日本国憲法という世界遺産に指定されてもいいほどの最高法規がある。この最高法規は、佐藤栄作内閣当時にノーベル平和賞をもらった日本の伝統的な基本法なのである。そこには戦争の放棄と健康で文化的な最低限度の生活を営む権利が明確に宣言されている。こうした観点から見れば、明らかに違憲である自衛隊を解散させ、駐留米軍を追い出して軍事予算を削り、国民生活水準を引き上げることが正しい選択であることは言うまでもないと思う。消費税なんて何も言及しなくても解決の方法はある。
 解散させた自衛隊は何をすべきかははっきりしている。国の宝である第1次産業に従事してもらうのである。食料受給率を上げ、余った米は対外援助にあて世界を飢餓から救う。軍事力を持たない国、世界中の飢える民衆に限りない援助を与えている国を侵略してくる国があるだろうか。あったとしても、国際世論がそんなことを許すはずがないことは明々白々の事実だと思う。

 仮想敵国が核兵器を持つから膨大な予算を掛けて迎撃態勢を整える。そんなことをするよりも、丸腰で話し合いの道を進んでいく方がよっぽど効果的だと私は思う。そのために外交官という職業があるのだとも思う。
 
 さらにもう一つ争点が浮かび上がってきた。国会議員の削減問題である。衆議院の比例区を潰してしまえと言う乱暴な議論だ。そうなれば、衆議院から少数政党は消えてしまう。結果は翼賛的な政治を進めるということになってしまう。そういう意味でも今回の選挙は日本に未来を占う大事な選挙戦なのだと思う。心を引き締めてかからないといけない。

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