2010年7月17日土曜日

障大連の決起集会に参加してきました

 昨日は、朝から肢体不自由児者父母の会の定例会があった。闘病なさっていた会長も久しぶりに顔を出され、喜ばしい限りだ。ただ、会の中身が気に入らない。
 予定がレクリエーションばかりで、報告事項も闘いの記録が全くないのは困ったものである。早速その他の議題のところで、6月末に発表された橋下知事の「財政再建プログラムたたき台」発表とその中身について発言した。特に障害者医療助成で、大阪府自らが調査した結果でも大阪府水準が全国最低というのに、大阪府が先陣を切ってさらに改悪しようとしていることに警告を発した。
 討議の内容も私からすれば不満足。「京都には同じ敷地内に7つのグループホームが建てられているところがある」とグループホームという名前だけにとらわれて「いいところ」というような発言もあった。ちょっと待ってほしい。私はすぐさま、「そんなところはグループホ-ムでもなんでもない。入所施設だ。現に大阪の障害者団体ではそんな馬鹿げたことを許さないよう交渉している」と反論した。
 とりあえず法人名を聞いてインターネットで探してみると、やっぱり法律上も「施設入所支援」の施設である。理事長も知った方であった。元々は知的障害者の更生施設(入所)におられた方だが、あまりの定員の多さに嫌気がさして独立し、当時の住宅公団の一室を借りられてグループホームから始めた方である。それが巨大化し、それぞれの棟の独立性は強化したものの昔おられた「入所施設」と変わらないものになったのかも知れない。どんな障害があっても引き受けられる方だったから、だんだんそうならざるを得なかったのかも知れない。複雑な気持ちになった。

 昼からは障大連の決起集会。500名が参加し、8月3日から始まる対大阪府交渉の要求事項と戦術を確認しあった。その後は大阪中央区民センターホールから大阪府庁までデモ行進。暑い中私でも相当ハードなデモ行進だったのにみんな本当によく頑張られたと感心するばかりだ。障大連と私には多少の意見の違いがあるが、障大連の集会にいるときが私は一番落ち着く。障害者運動を勧めるのは決して親や教師や施設職員などの代理人ではない。当事者はあくまでも本人。これが貫かれていることを実感できるからだ。

 夜は昼間デモであった障害者の方とガストで飲食。2時間半たっぷりと話し合うことが出来、有意義な一日だった。

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